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九州歯科大学とMOU締結 台湾・保健衛生福利部


口腔ケア分野で

台湾の保健衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)は5月11日、九州歯科大学(北九州市小倉北区真鶴2丁目、西原達次学長)と口腔ケア分野でMOU(覚書)を締結した。
2013(平成27)年から同大が主催している「アジア太平洋カンファレンスイン福岡」に保健衛生福利部の陳時中が出席したことに合わせ、MOUを交わした。今後、歯周病患者増加による循環器系疾患患者増加に対応するための情報提供や協力を相互に行うほか、台湾では制度化されていない歯科衛生士制度への支援協力などに取り組む方針。今年度、九州歯科大では台湾の大学病院などに歯科衛生士を派遣、実務による歯科治療の向上に取り組むという。
同日、在福岡の台湾華僑団体が開いた歓迎会で陳部長は「九州歯科大学とMOUを交わすことで、台湾における歯科技術の向上、歯周病による循環器系疾患患者増加への対応に取り組みたい」と話した。

2019年5月28日発行