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九州旅客鉄道と業務提携し実証実験開始 東京のエクボ


3月30日までの期間限定で

国内で観光客向け荷物預かりサービス「エクボクローク」を展開するエクボ㈱(東京都渋谷区東3丁目、工藤慎一社長)は12月22日、九州旅客鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、青柳俊彦社長)と業務提携し、JR博多駅の「旅行の窓口」で実証実験を開始した。
近年の博多駅利用者増加に伴い、コインロッカーに入らない大型荷物を預けたいといったニーズも増えている現状を踏まえ、同社がJR九州に提案し3月30日までの実証実験として実現した。同サービスはカフェやコワーキングスペース、ヘアサロンなど実店舗の空きスペースを活用し、観光客の荷物を預かることができるよう観光客と実店舗をマッチングするもの。2016年1月のサービス開始以来、東京や大阪など国内主要都市で展開し1000店舗以上が加盟。福岡では17年6月からサービスを開始している。
旅行の窓口は駅構内筑紫口そば。サービス対応時間は同窓口の営業時間に準じ、利用料は荷物の大小限らず1個で1日900円。基本的に同社のアプリで事前予約が必要だが、預かりスペース(旅行の窓口ではスーツケース100個が上限)に空きがあれば当日予約も可能。同社では「福岡は全国で2番目にエクボクロークの利用が多い地域。今後は福岡に限らず九州全域にもサービスを拡大していきたい」と話している。
同社は2015年6月設立。資本金2000万円。決算期5月。従業員30人。工藤社長は1990年8月生まれの28歳。マカオ出身。日本大学経済学部卒。趣味はサッカー、フットサル。

2019年2月13日発行