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九州新幹線ホームを着工  JR九州    全長1キロの高架橋上に整備


 JR九州(福岡市博多区博多駅南3丁目、石原進社長)は、このほど2011(平成23)年春の九州新幹線全線開業に伴って、博多駅構内に新設する九州新幹線ホームの建設工事に着工した。
 同ホームは、駅構内の在来線ホームと山陽新幹線ホームの間に設置され、全長1キロの高架橋上に対面型(島式)ホームと線路が建設される。ホームは、博多口寄りの在来線側が博多止まりの九州新幹線専用(全長210メートル)、築紫口寄りの山陽新幹線側が、16両編成対応の相互乗り入れ用(全長410メートル)として整備する。現在、高架橋建設に伴う盛り土の切削作業などが行われている。
 また、昨年着工した駅ビル工事は、躯体工事が急ピッチで進められており、構内南側は4階部分まで組み上げられているほか、内装部の解体作業が終了した旧博多井筒屋では、解体に伴う内部の補強工事が終了し、最上階部分に重機を搬入した解体作業が本格化している。新博多駅ビルは、地上10階地下3階建てで、延べ床面積は約20万平方m。すべての在来線ホームが2階部分に組み入れられ、テナントには阪急百貨店や東急ハンズ、ティ・ジョイ(シネコン)の入居がすでに決定しており、九州新幹線鹿児島ルートとの全線開業を目指す。