九州支社長に濱田志郎業務第三部長　大阪中小企業投資育成

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週刊経済2022年4月26日発行

中村英昭支社長は業務第二部長に

投資、成長支援事業の大阪中小企業投資育成㈱（大阪市北区中之島３丁目、齋藤浩社長）の九州支社長に、４月１日付で濱田志郎（はまだ・しろう）業務第三部長が就任した。中村英昭支社長は業務第二部長に転じた。
濱田氏は大阪府八尾市出身。１９６８年１２月１７日生まれの５３歳。近畿大学商経学部卒。９１年４月東洋信託銀行（現三菱ＵＦＪ信託銀行）入行、２００２年２月大阪中小企業投資育成入社。１３年６月から業務第四部長（現業務第三部長）を務めていた。趣味は娘とのライブ鑑賞。濱田支社長は「今年は支社開設３０周年の節目を迎える。チャレンジできる環境をいただいたことにやりがいを感じている。認知度向上と共に投資先の増加、ファン作りに努めていきたい」と話している。

県内２社に新規株式投資

また同社は３月、福岡県内で２件の株式新規投資を実施した。
コンベヤベルトの販売施工、工業用ゴム製品などの卸売りを手掛ける飯塚ゴム工業㈱（飯塚市鯰田、西川隆之社長）の１９９２万円（３０日付）、一般貨物自動車運送業、人材派遣業、倉庫業の㈱ヤマックス（北九州市小倉北区西港町、山田雄二社長）の１５００万円（同）。
飯塚ゴム工業は１９５２年創業、６２年５月設立。資本金３千万円。従業員８０人。２０２１年５月期売上高は２２億円。主に西日本を営業エリアとするコンベヤベルトなどの卸売業者で、ゴムベルト・樹脂ベルトなどさまざまな製品をそろえ、幅広いユーザーの需要に対応している。拠点は本社のほか名古屋支店（愛知県小牧市）、大阪営業所（大阪府摂津市）、滋賀営業所（滋賀県蒲生郡日野町）。
ヤマックスは２００２年創業、０５年３月設立。資本金９８００万円。従業員２５４人。２１年１２月期売上高は１８億円。一般貨物自動車運送のほか、人材派遣（ドライバー、倉庫内作業）や倉庫保管業も手掛けている。拠点は本社のほか福岡本社営業所（粕屋郡須恵町）、志免営業所（同志免町南里２丁目）、勝山営業所（京都郡みやこ町）。
大阪中小企業投資育成は１９６３年１１月設立、資本金６８億２２００万円。中小企業投資育成株式会社法に基づいて設立された公的な投資育成機関で、事業の成長発展見込みがあり、経営基盤の強化などに取り組んでいる企業を選定基準としている。福井、滋賀、奈良、和歌山以西の２４府県を営業エリアとしており、九州支社（福岡市中央区天神１丁目）は９２年４月に九州事務所として開設、２００６年、支社に昇格した。