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九州支社を支社と九州・沖縄事業部に再編  東京の資生堂ジャパン    ブランド別の新事業体制整う


 大手化粧品メーカー・資生堂の国内子会社、資生堂ジャパン株式会社(旧資生堂販売、東京都、坂井透社長)は7月1日、九州支社(福岡市中央区大手門3丁目)を専門店向けブランドを扱う九州支社とドラッグストアやGMSなど組織向けブランドを取り扱う九州・沖縄事業部に再編した。
 2015年10月に株式会社資生堂から日本国内における化粧品事業の一部を継承し、販社の社名を変更した同社。今年1月から「専門店事業本部」とその管轄下の「支社」と「コスメティクスブランド事業本部」とその管轄下の「事業部」の2つの組織への再編に着手。中部・近畿エリアに続き、今回、九州・沖縄・北海道・東北・関越・中四国エリアでも同様に再編した。また、両本部ともに、九州エリアと沖縄エリアを統合した。これにより、九州支社には317人が所属し、管轄店舗数は約1300店、九州・沖縄事業部には795人が所属し、管轄店舗数は約3000店となった。
 専門店事業本部営業本部九州支社長には織戸誠一九州支社長が就き、コスメティクスブランド事業本部九州・沖縄事業部長には稲山一近畿支社営業統括部ゼネラルマネージャーが就いた。同社では「中長期戦略ヴィジョン2020の実現に向け、ブランドを軸とした統合マーケティングを進めていくとともに、顧客や取引先との距離を縮め、ビジネス別の市場最適化とスピードアップに取り組むことで強いブランドをつくれる、より実行力に優れた会社を目指す」と話している。
 織戸支社長は大分県出身。1965年12月10日生まれの50歳。立教大学経済学部卒。90年4月入社、2013年10月資生堂国内化粧品事業部西日本地区担当グループリーダー、15年4月資生堂販売九州支社長、16年7月現職。
 稲山一事業部長は東京都出身。1961年7月30日生まれの55歳。86年4月入社。2010年4月資生堂販売系列営業本部営業統括部ゼネラルマネージャー、12年10月資生堂販売近畿支社 営業統括部ゼネラルマネージャー、16年7月現職。
 同社は1927年12月設立。資本金1億円。2015年3月期の売上高は2618億1500万円。