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九州大学伊都キャンパスを5Gエリア化  NTTドコモ九州支社と九州大学


9月サービス開始へ

㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、山﨑拓執行役員支社長)と国立大学法人九州大学(久保千春総長)は12月6日、2020年9月のサービス開始を目指し九州大学伊都キャンパスを5G(第5世代移動通信方式)エリア化する覚書を締結した。
今回の5Gエリア化は、5Gの特徴である「高速・大容量」、「低遅延」、「多数接続」を活用した教育・研究インフラの整備・改善だけでなく、キャンパス内の5Gエリアを一般企業などに広く開放し、地域社会に開かれた実証実験キャンパスの充実をめざす九州大学の新しい取り組みの一環。ドコモと九州大学は、これまでも共同でオンデマンドバスの実証実験などを実施しており、その一部について学内のオンデマンドバス「aimo(アイモ)」を商用稼働している。
5Gの活用案としては①案内ロボットによる学内案内サービスの実現②信号機付近に設置したセンサーによる歩行者や車両の検知と付近の車両へのセンシングデータ共有による運転サポート・事故防止③電波をエネルギーに変換し、そのエネルギーを用いてセンサーを制御④高精細動画コンテンツのスムーズな配信⑤4K360度VRカメラを用いたテレプレゼンス環境構築などを計画している。

2019年12月17日発行