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九州地区に特化した介護施設・サービスの専門サイト開設 メディアボックス 県の助成受け、初年度登録200件目指す
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広告代理業の株式会社メディアボックス(福岡市中央区天神4丁目、森松茂社長)は12月1日、九州地区に限定した福祉および介護施設や介護サービスなどの情報を提供するポータルサイト「介護ネット九州」を開設する。
これは森松社長が昨年、自らの体験から既存の介護関連のポータルサイトは、関東や関西地区の情報は充実しているが、九州地区は乏しいと実感したことから立ち上げるもの。同サイトは04年3月末に福岡県から認定された「福岡県中小企業経営革新支援事業」の助成金を使い開設。同社にとって広告収入を目的とした自社サイトの立ち上げは初めてで、広告代理業に比べ収益性の高い自社サイト運営を新たな収益柱に育成する方針。開設初年度は200件、2年目で500件の登録を目指す。
サイトでは、九州地区の老人ホームやグループホーム、リハビリセンターや介護用品メーカーなど「介護」をキーワードにする企業・団体を掲載する。各地域、さらには施設の空き状況やサービス内容などを絞り込んで閲覧できるのが特徴。基本構成は施設およびサービスの情報と運営会社のホームページを掲載し、オプション企画として施設内の仕事現場レポートやおすすめ施設などの特集も掲載する。トップページには資料請求やメールマガジンの登録ページも開設する。初年度の登録費用は無料だが、2年目以降は年間2万円で掲載する。
森松社長は「インターネットの検索エンジンで各ホームページを閲覧してみると、ホームページを持っていない介護施設も多く、どこに資料請求をしていいのかもわからないことも多い。利用者にとって、1つのサイトで知りたい情報が一度に得られるのが魅力」と話している。
同社は1988年1月設立。資本金2,000万円。従業員数は30人。設立以来、株式会社リクルートをはじめとする求人情報誌各社と代理店契約を結び、求人広告をメーンに広告戦略を手掛けている。04年12月期売上高が4億1,500万円。
森松社長は福岡市出身。1953年1月14日生まれの52歳。福岡市立福岡商業高校(現福岡市立福翔高校)卒。趣味は旅行。