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九州地区で洗車場FCを2年間で100店舗強   日本エル・シー・エー福岡支社   5月から


 自動車業界、飲食店業界などに特化した経営コンサルティングの株式会社日本エル・シー・エー福岡支店(福岡市博多区博多駅前三丁目、奥村友裕西日本地区マネージャー)は五月から、九州地区で洗車場のFC加盟店募集を開始し、二年間で百店舗強の加盟を目指す。
 春日市原町にFCで出店している洗車場「JAVA」が好調のため、今後は九州地区全体に出店エリアを拡大し、ブランド力アップを図る。同店はノーブラシ洗車機を設備していることが特徴。強力な洗浄力を持つ洗剤を含む高圧水で洗い、ブラシを使用しないため、これまで問題だった洗車によるキズがつかないという。初期投資額は約二千百万円で、モデルケースとして一店舗あたりの敷地面積は六百六十一万平方メートルから九百九十一万平方メートル、常駐する従業員は一人、一年間の営業利益見込みは、千万円。
 奥村西日本地区マネージャーは「洗車機と車が並ぶスペースがあれば いいので、縦長で使い道に困った土地などの有効活用になる」と話している。
 
自動車相談所を3年間で20店舗体制へ
 また同社は、九州地区で今後三年間をめどに、自動車相談所「車くらし館」を二十店舗出店する。
 九州の車ユーザーの囲い込みを狙ったもの。同社がFC展開する自動車の洗車場や販売店への窓口業務ほか、購入やメンテナンスの方法など自動車全般に関するアドバイスに応じる。四月に、直方市感田字にあるイオン直方ショッピングセンター内に九州で一店舗目をオープン。同店をモデル店として今後状況を見ながら出店していく。
 同マネージャーは「現在の自動車業界は、各分野の専門性が高く業界トータルでの顧客の囲い込みができていない。窓口を強化することで、業界の圧倒的強者を目指す」と話している。
 同社の本社は京都市中京区、一九六四(昭和三十九)年に設立、資本 金は十八億六千六百九十一万六千円、売上高は百六十六億円(〇四年二月期)、営業利益は九億円、経常利益は八億円。企業経営全般にわたるコンサルティング事業を展開している。

2005.5.10 発行 週刊経済より