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九州初の抗菌処理加工印刷サービス  コスモ綜合印刷    初年度目標1億円


 印刷業の株式会社コスモ綜合印刷(粕屋郡粕屋町仲原、末若智子社長)は、6月1日から九州初となる抗菌処理加工を施した印刷サービスを開始した。
 これは、付加価値の高い印刷物の提案を図り、新規顧客開拓を進める一環。「抗菌印刷」とは、抗菌剤入り印刷インキを紙面に処理加工する印刷技術で、開発元の出版業・株式会社都市と生活社(東京都北区、稲村興志雄社長)から同技術の特許通常実施権を取得した。今後は既存顧客に加え、衛生面で需要の高い病院・福祉施設などの医療関係や飲食店などの食品業界にも提案し、初年度は年間売り上げ1億円を目指す。
 末若社長は「九州初の抗菌印刷会社として同業者にも提案を図り、ネットワークを広げていきたい」と話している。
 同社は1930年9月創業。資本金は5,000万円。
 末若社長は福岡市出身。1969年12月30日生まれの37歳。西南学院大学文学部卒。趣味は、フラメンコ、相撲観戦。