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九州内の経費立て替え件数は全国平均上回る 東京のSansan


週刊経済2024年8月28日発行号

平均額3万7千円

名刺管理サービスなどを提供するSansan㈱(東京都渋谷区、寺田親弘社長)は九州内の経費精算業務に関する調査を実施。社員が毎月立て替える経費の件数と金額が全国平均を大きく上回ることが分かった。
同社では九州在住の20〜50歳代の会社員57人を対象に「経費精算業務に関する実態調査」を実施。調査の結果、平均⽴替件数は32・6件(全国平均15・4件)、⾦額は毎⽉約3万7千円(同約3万1千円)で全国平均を上回った。⽴て替え処理をする回数が多い経費項⽬は、1位が「旅費交通費(宿泊、フライトなど移動費)」、2位が「消耗品費(備品や⽂房具の購⼊)」、3位が「交際費(接待、お⼟産)」。
また、会社員の約8割が⽴替経費精算に「精算処理が⾯倒」「領収書の管理が⾯倒」といった課題を感じており、⽴替経費の精算業務が通常業務の妨げになっていると回答した⼈は約6割にのぼるなど、全国平均と⽐較して業務負担が⼤きいことが分かった。その他、約3⼈に2⼈が、精算申請をせずに⾃腹で経費を⽀払った経験があり、約4割が⾃社において経費の不正利⽤の噂を⾒聞きしたことがあるなどの回答もあった。