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九州企業で初のグリーンローン 福岡リート投資法人


22億円

不動産投資信託(Jリート)の地域特化型リート・福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)は7月31日、九州に本社を置く企業として初めて資金借入の一部をグリーンローンで調達した。
グリーンローンは、資金使途を環境に配慮した事業に限る借入で、国際ガイドライン「グリーンローン原則」に準拠したもの。今回、2004年に取得した保有物件「キャナルシティ博多」の取得に伴う借入金の借換えの一部をグリーンローンで調達した。「キャナルシティ博多」は、環境への取り組みを評価する㈱日本政策投資銀行の「DBJ Green Building認証」の5つ星を取得している。
借入先は、みずほ銀行と佐賀銀行、肥後銀行の3行。借入金は22億円。シンジケーション方式のグリーンローンはJリートでも初。また、今回のグリーンローンについては、格付機関の㈱日本格付研究所から「グリーンローン原則」への適合性について最高位の「Green1」の総合評価を取得している。
同投資法人は、資産運用会社の㈱福岡リアルティ(同所、松雪恵津男社長)とともに、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを推進している。同時に、今後の投資家層の拡大による資金調達手段の拡充を図るため、今回のグリーンローンの借入に至った。

2019年8月20日発行