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九州中心に3年間で15店舗前後の新規出店 フタタ 40億円投資の中期経営計画を策定


 紳士服チェーンの株式会社フタタ(福岡市中央区天神三丁目、二田孝文社長)は二〇〇七年一月までの三年間で、九州地区を中心に十四~十五店舗の新規出店を計画している。  
同社は二〇〇四年二月から始まる三年間の中期経営計画を策定しており、今回の出店計画もその一環。この数年は新規出店を抑制してきたが、「前期でリストラが完了した」(二田社長)ことから出店を再開する。  
 来年一月までの今期内に三店舗を新規出店するほか来期に五店舗、再 来期に六店舗を予定しており、現在の八十八店舗を三年後には百店舗まで戻したいとしている。業態はビジネス向け店舗「紳士服のフタタ」が中心となる見込み。また標準店舗面積も八百二十五~一千平方メートル程度に大型化する方針で、既存店舗についても増床も念頭に毎年二十店舗をめどに改装を進め、三年間で全店舗の改装を終わらせたい考え。  
  このほか社内の基幹システムやPOS(販売時点情報管理)システムの入れ替えなどIT環境整備も含め、三年間で総額四十億円を投入する。
 同社は一九五二年一月の創業、一九五八年一月の設立。資本金八十億八千八百万円。従業員二百五十九人。二〇〇四年一月期連結決算の売上 高は百十五億六百万円、経常利益は一億五千万円。
 二田社長は久留米市出身で、一九五六年二月七日生まれの四十八歳。米国・ホウストラ大学院修了。趣味はゴルフ。

2004.4.20 発行 週刊経済より