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九州・沖縄地域20年9月M&Aは3件 ストライク調べ
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取引金額はいずれも非公表
2020年9月九州・沖縄地域のM&A発表件数は3件で、前年同月比で2件減だった。M&A仲介の㈱ストライク(東京都、荒井邦彦社長)調べ。
全上場企業に義務づけられた東証適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)の集計。取引金額はいずれも非公表。ストライクによれば、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化した3月以降、一部の企業では新規案件への様子見姿勢も出ていた。M&Aは取引成立まで半年程度かかるのが一般的で、こうした悪影響が足元で広がってきた側面がありそうだ。
土木管理総合試験所、リグア、Cominixの3社が買収
取引内容は次の通り。
長野県の㈱土木管理総合試験所(下平雄二社長)は9月4日、設計・測量業務の㈱沖縄設計センター(那覇市、川満一史社長)の全株式を取得し子会社化したと発表した。土質・地質調査試験、非破壊検査試験、環境調査試験などの分野でシナジー(相乗効果)を見込む。
大阪市の㈱リグア(川瀨紀彦社長)は同15日、WEBコンサルティングや通信販売を手がける㈱ヒゴワン(熊本市、國武直樹社長)の全株式を取得し子会社化することを決めたと発表した。接骨院向けの集客支援などソリューション事業を拡充するのが狙い。リグアは2649院の接骨院と取引実績を持つ。
㈱Cominix(大阪市、柳川重昌社長)は同18日に、切削工具卸売の㈱澤永商店(福岡市、澤永博史社長)の全株式を取得し子会社化することを決めたと発表した。澤永商店は優良顧客を持つ老舗企業で、今回の子会社化により切削工具事業の拡大を目指す。
2020年10月20日発行