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九州・沖縄地域1月のM&Aは3件 ストライク調べ


週刊経済2021年2月23日発行

取引額は非公表

2021年1月の九州・沖縄地域のM&A発表件数は3件だった。取引額はいずれも非公表。M&A仲介の㈱ストライク(東京都、荒井邦彦社長)調べ。
全上場企業に義務づけられた東証適時開示情報のうち、経営権の移転を伴うM&A(グループ内再編は除く)の集計。
取引内容は次の通り。
石炭事業を手掛ける三井松島ホールディングス㈱(福岡市中央区大手門1丁目、吉岡泰士社長)は、巾木用コーナーキャップ、ドアストッパーなどの住宅部材を主力製品とする㈱システックキョーワ(大阪市、良川文弘社長)の全株式を取得し子会社化することを決めた。非石炭生産事業への積極投資の一環。
製造業向けの人材派遣事業を展開する㈱アウトソーシング(東京都、土井春彦社長)は、人材派遣業の㈱セレクトスタッフ(北九州市、松永健二社長)の全株式を取得し子会社化することを決めた。セレクトスタッフは九州で物流や食品製造などコロナ禍の影響が少ない派遣先を主力とする。グループの事業安定化と業容の拡大が狙い。
不動産仲介と取引データに基づくAI(人工知能)クラウド・コンサルティング事業を展開するSREホールディングス㈱(東京都、西山和良社長)は、システム受託開発の九州シー・アンド・シーシステムズ㈱(福岡市中央区赤坂1丁目、永野宏司社長)の全株式を取得し子会社化することを決めた。AIを活用した不動産価格推定などのコンサルティングツールの改善や新商品開発につなげる。