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九州を主舞台とした40年先の未来小説を出版 コアラの尾野徹会長
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社長退任を機に執筆
㈱QTnetの100%子会社で電気通信事業、ソフトウェア開発・製作・運用の㈱コアラ(福岡市中央区天神1丁目)の尾野徹会長は12月23日、九州を主舞台とした40年先の未来小説を出版した。
名称は「日出處電子天子(ひいずるところのでんしてんし)―電子の国コアラ未来編―」。昨年の自身の社長退任を記念して、支えてくれた周囲の人々への感謝の気持ちを込めて製作出版した。1994年に出版したコアラ発足時の話や1985~1994年までのインターネット前夜・黎明期の同社の状況を綴った『電子の国「COARA」』に次ぐ書籍。九州、大分、福岡天神界隈、糸島九大学研都市、熊本天草、東京・人形町、月世界などを舞台とした40年先の未来小説。出版サイズは四六判、約319ページだてで価格は1700円(税別)。書店とAmazonで販売する。同社では「パソコン通信時代から、インターネット黎明期、普及期、発展期を駆け抜けてきた小野会長が描く、2060年の未来物語となっている」と話している。
同社は1985年5月設立。資本金1億6000万円。決算期は3月。従業員は69人(パートアルバイト含む)。福岡、大分、熊本を中心にウェブサイト制作やソフトウェア開発を手掛け、特に官公庁系のWEBサイト制作を得意とする。尾野会長は九州大学工学部1971年卒。日立製作所入社後、鬼塚電気工事㈱勤務。1985年5月コアラ発足後事務局長を経て2000年に株式会社化し社長就任。
2020年1月21日発行