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九州の自治体初の「母子健康手帳アプリ」 NTTドコモ九州支社と鹿児島県和泊町


㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、髙木一裕常務執行役員支社長)と鹿児島県和泊町(伊地知実利町長)は、10月20日から「母子健康手帳アプリ」を導入し、同町在住の妊娠中、子育て中の人に向けて各種手続きや子育て支援などの情報配信を始めた。九州の自治体で同アプリを導入するのは初めて。

和泊(わどまり)町では、子どもは「地域の宝」として地域ぐるみの子育てを積極的に推進しており、妊娠や子育て中の人を町全体で支援することを考え導入した。これまで交付している母子健康手帳の内容をデジタル化したスマートフォン向けのアプリで、母子健康手帳と併せて利用することによって、妊娠中の健康状態や子どもの成長の過程を写真などと一緒に記録できるようになる。さらに、健康診断や予防接種、イベントなど町からの知らせや妊娠中・子育て中に役立つ情報が届く。また、母子健康手帳を紛失した場合のバックアップとしても活用できる。費用(ユーザー利用料)は無料。別途、パケット通信料がかかる。

同アプリは特定非営利活動法人ひまわりの会と㈱NTTドコモが、妊娠中から子育て中の人向けに開発し、NTTドコモが運営している。これまでに全国で東京都町田市や石川県金沢市などの20自治体が導入している(2017年10月16日現在)。

和泊町は鹿児島県の南部、沖永良部島東部(東半分)に位置する町で、人口は約6500人。町立国頭小学校の校庭には日本一のガジュマルの木がある。

2017年10月31日発行