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九州の中小企業DIは4期連続で悪化 日本公庫福岡支店


小規模は持ち直しの動き

㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、勝又政司支店長)が発表した2018年4月から6月までの九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、中小企業が前期(2018年1月~3月)比0・4ポイント減の8・3となり、4期連続で悪化。小規模企業は同4・8ポイントマイナス幅が縮小し、▲19・6となった。
従業員数が20人以上の中小企業調査結果(697社回答)によると、製造業では窯業・土石、生産用機械、木材・木製品が前期を上回る景況感を示したが、飲食料品や金属製品が低下。非製造業ではサービス業や建設業、運送業、不動産業が上昇したが、卸売業や情報通信業でマイナス幅が拡大している。また、従業員が20人未満の小規模企業調査結果(679社回答)では製造業が同7・6ポイント減の▲25・4となり、2期連続で悪化。非製造業は同6・3ポイント改善し、▲18・9となっている。主にサービス業や運輸業、飲食店・宿泊業でマイナス幅が改善している。次期(18年7月~9月)の全産業DIは、先行き不透明感の影響で中小企業は3・3ポイント減の5。小規模企業も同4・2ポイントマイナス幅が拡大し、▲23・8と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。

2018年8月7日発行