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九州の中小企業DIは4期ぶりにプラス 日本政策金融公庫 小規模企業は▲29・9
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株式会社日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、池隅剛志支店長)が発表した2015年4月から6月までの九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、中小企業が前期(15年1月~3月)比13・8ポイント増の6・6で4期ぶりプラスに転じ、小規模企業は同0・4ポイント減の▲29・9となった。
従業員数が20人以上の中小企業調査結果(693社回答)では、製造業の飲食料品や金属製品、生産用・はん用機械、電子部品・デバイスなどがプラス水準となったほか、非製造業では小売業やサービス業、宿泊・飲食サービス、不動産業が上昇した。売上DIでは前期比10・3ポイント上昇し、3・8と2期ぶりプラスに転じた。
また、従業員が20人未満の小規模企業調査結果(677社回答)では、3期ぶりにマイナス幅が拡大。製造業は前期比9・3ポイント増加し、▲33・3まで縮小したものの、非製造業が同1・5ポイント減で▲29・5とマイナス幅が拡大。卸売業、サービス業、情報通信業を除くすべての業種でマイナス幅が拡大した。売上DIでは前期比4・3ポイント増の▲23・8となり、マイナス幅を縮小している。
次期(15年7月~9月)の全産業DIは、中小企業で2・6ポイント減の4・0、小規模企業は同4・9ポイント低下の▲34・8と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。