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九州の中小企業DIは緩やかに回復 日本公庫福岡支店
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小規模は4期連続で縮小
㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、勝又政司支店長)が発表した2017年4月から6月までの九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、中小企業が前期(2017年1月〜3月)比10・5ポイント増の19・9となり、小規模企業は同9ポイント縮小し▲14・9となった。
従業員数が20人以上の中小企業調査結果(750社回答)では、製造業の飲食料品や金属製品、生産用機械、印刷関連が上昇したものの、窯業・土石がマイナス水準となった。非製造業では卸売業や建設業、小売業、運送業(水運は除く)は上昇し、サービス業が低下している。
また、従業員が20人未満の小規模企業調査結果(705社回答)では、4期連続でマイナス幅が縮小。業種別では製造業のマイナス幅が14ポイント縮小し▲17・5となったほか、非製造業も2期連続でマイナス幅が縮小。前期比8・4ポイント縮小の▲14・6となっている。主に製造業および非製造業、卸売・小売業、飲食店・宿泊業、情報通信業が持ち直し、マイナス縮小の要因となった。
次期(17年7月〜9月)の全産業DIは、先行き不透明感の影響で中小企業は9・3ポイント減の10・6、小規模企業は同5・8ポイント減の▲20・7と予想している。業況判断指数とは、「良い」と回答した企業と「悪い」と回答した企業の割合の差を示している。
2017年8月1日発行