九州でフルオーダーの高級木造邸宅の販売開始　大阪の大和ハウス工業

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福岡市南区高宮にモデル住宅

大和ハウス工業㈱（大阪市、芳井敬一社長）はこのほど福岡市南区高宮に戸建住宅を建て、フルオーダーの高級木造邸宅の販売を開始した。
これまで培ってきた戸建住宅の建築技術とノウハウを結集させ、最高級の木造邸宅プロジェクトプレミアムグランウッドプロジェクトとして展開する。すでに２０１７年から近畿、首都圏で先行販売しているシリーズで九州は初になる。規格型住宅とは異なり、一邸ずつ部屋ごとに設計を行い、内外のデザイン、自然素材の部材など細部にまでこだわったフルオーダーが特徴。１坪当たりの価格は１００万円以上、通常の一戸建て住宅の１・５～２倍になる。
人気エリアでの邸宅建設を想定し、高宮の住宅地にケーススタディハウスとして「プレミアムグランウッド福岡・高宮の家」を建設した。敷地面積約３９３㎡２階建てで延べ床面積２４６㎡。「庭屋一如」をコンセプトに、庭との一体感や自然光を重視したデザインで、５・５ｍの吹抜けを採用し開放的な空間を演出している。同社の専門チームが設計、素材の選定、施工までを担当し、高宮は国産木材や福岡県産の石材などを用いた。土地、建物、外構、家具を含め約２億３９００万円。７月末から完全予約制の見学会を実施し、一定規模の土地や建物を所有する富裕層の建て替え需要を狙う。
福岡木造住宅営業所の担当者は「先行販売した首都圏と近畿圏では受注も好調です。福岡では天神や赤坂、大濠、百道、平尾、桜坂、浄水通りなどのエリアでの邸宅建設を目指している。九州全域で年間受注目標１０棟を目指し、販売強化していきたい」と話している。

2018年9月26日発行