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九州から2件が新規採択 JICA九州
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週刊経済2022年4月26日発行
中小企業・SDGsビジネス支援事業
独立行政法人国際協力機構九州センター(北九州市八幡東区平野2丁目、以下JICA九州、吉成安恵所長)は10月19日、2021年度第二回「JIA中小企業・SDGsビジネス支援事業」の採択案件を発表した。
今回採択されたのは㈱鳥繁産業(大分県)と㈱デイリーテクノ(東京都)のインドネシアにおける「微酸性次亜塩素酸水による衛生管理向上に係る基礎調査」で、事業区分は基礎調査。地域金融機関として㈱伊予銀行が連携する形での地域金融機関連携案件となる。2件目は、西田精麦㈱(熊本県)のカンボジアにおける「地雷除去地や作物栽培不適合地における高付加価値品ⅤC構築と外国人材還流にかかる案件化調査」。中小企業・SDGsビジネス支援事業は基礎調査、案件化調査、普及・実証ビジネス化事業の3段階あり、それぞれの段階に応じて旅費、機材費、輸送費、現地活動費、外部人材活用費、現地から日本への人材受け入れ活動費、管理費などが負担される。同事業は2012年度から実施されており、これまでに九州から89企業(案件)が採択されている。
JICA九州では「コロナ後の海外展開を見据えた応募や相談が一定数寄せられている。採択案件には、海外事業に対する熱い思いやドラマがあり、JICA九州がつないでいきたい」と話している。