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九大キャンパス跡でドローン物流の実証実験 トルビズオン
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人口100万人以上の都市部では初
ドローンを使った空域活用ビジネスの㈱トルビズオン(福岡市中央区大名2丁目、増本衞社長)は、5月28日から九州大学箱崎キャンパス跡地でドローン物流の実証実験を始めた。
人口100万人以上の都市部では初の取り組みで、「福岡スマートイーストPOCプログラム」に応募後、福岡市、九州大学、UR都市機構の協力の下、実施した。今回は緊急時を想定し、物流大手のセイノーホールディングスやドローン開発のACSL(㈱自律制御システム研究所)と共同で、AED(自動体外式除細動器)に見立てた約1㎏の物体を配送ロボットと自動操縦のドローンによる目視外飛行で数百メートル運んだ。市役所職員やメディア、高島宗一郎市長のほか事前に告知を受けた周辺住民も見学に訪れ、実験後は安全性について質問した。
増本社長は「物流におけるドライバーの人手不足問題の解消に繋げたい。引き続き、飛距離を伸ばすなどして実験を重ねる」と話している。
同社は2014年4月14日設立。資本金200万円、売上高800万円。従業員数4人。増本社長は1978年1月9日生まれの41歳。山口県下関市出身。九州大学大学院経済学府産業マネジメント専攻修了。趣味はドローン空撮。
2019年6月18日発行