九大アグリベンチャーを子会社化　ヴェントゥーノ

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週刊経済2022年1月18日発行

大学との関係強化

健康食品や化粧品を販売する㈱ヴェントゥーノ（福岡市中央区大宮２丁目、中野勇人社長）は１２月２７日、大学の研究シーズの商品化・事業化などを支援している㈱九大アグリベンチャー（同市西区元岡）の全株式を取得し、完全子会社化した。
ヴェントゥーノでは海藻成分「フコイダン」を使用した商品を販売しており、大学の研究機関とも協力して製品開発に取り組んでいる。九大アグリベンチャーの子会社化により九州大学との関係強化を図る。九大アグリベンチャーは２０１９年設立。資本金１千万円。大学と企業をマッチングするなど大学の研究シーズを商品化や事業化するための支援事業、分析業務の受託事業などを手がけている。代表はヴェントゥーノの中溝公次会長が務める。同社は「研究への投資や事業化の支援などで連携・協力し、将来性のある研究分野の発展に貢献していきたい」と話している。
中溝会長は福岡県出身。１９４５年９月７日生まれの７６歳。九州大学農学部卒。ヴェントゥーノは１９９０年１月設立。資本金２千万円。従業員数７０人。