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久留米市田主丸に野菜カット工場 大阪市のJAM


子会社「ファーストダウン」を設立

近畿〜九州圏のスーパーにカット野菜などの食材を販売する㈱JAM(大阪市西区靭本町、白井雄樹社長)は7月1日、久留米市田主丸に野菜カット工場を新設、同工場を拠点とする子会社・㈱ファーストダウン(久留米市田主丸益生田、同)を設立した。

九州に拠点を開設するのは初。従来、九州には大阪本社から輸送し卸販売のみを行っていたが、今後は㈱ファーストダウンから洗浄、カットしたての新鮮な野菜を直接納品するほか、惣菜を製造していく。場所は田主丸駅から山に向かって直進してすぐ。施設は1階が作業所、従業員の休憩所となる一部のみが2階建てで、延べ床面積は約3306㎡。パート・アルバイト含む100人を新規採用する計画で9月の本格稼働に向けて最終準備段階を迎えているという。

白井社長は「福岡は当社にとって重要な商圏。拠点を設けることで販売体制を強化するとともに、福岡の経済成長の波にのって市場を開拓していきたい。また、田主丸は旧うきは郡の名水の地であるため、この阿蘇山系からの清流を使用することで、野菜の鮮度や旨味をより引き出していきたい」と話している。

同社は2006年9月設立。資本金は1000万円。子会社は㈱ファーストダウンのほか、16年に設立した飲食店経営の㈱EAT(大阪市西区靭本町)を持つ。

2017年7月18日発行