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久留米市田主丸に新工場を建設 資生堂


投資額は約500億円見込む

資生堂㈱(東京都中央区銀座7丁目、魚谷雅彦社長)は2月4日、久留米市田主丸に新工場を建設すると発表した。投資額は約500億円を見込み、稼働は2021年を目指す。
場所は県が整備した「久留米・うきは工業団地」内。敷地面積は約9万7000㎡で、2020年内の着工を予定している。
「資生堂九州福岡工場(仮称)」として国内6カ所目の工場となり、九州では初めての生産拠点となる。新工場では近年国内外で需要が拡大しているスキンケア製品を生産する。年間生産能力は1億4000万個の予定で、国内工場の中では中規模クラス。また同社は、九州福岡工場を近年増加傾向にある海外需要に対し、アジアに近い立地を生かした輸出拠点としての役割や、IoTなど最先端技術や設備を導入することで次世代型工場としても期待しているという。
同社は「本州以外では初の工場でBCP対応も可能としている。周囲の山や河川と調和し環境に配慮した工場を目指す」と話している。

2019年2月13日発行