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久留米市東町にコールセンター開設 福岡市のKIZUNA


11月1日から事業開始

自社通販サイト運営、通販事業支援などを展開する㈱KIZUNA(=きずな=福岡市南区向野1丁目、松永高徳社長)は11月1日、久留米市東町にコールセンターを開設する。9月17日に久留米市と立地協定を締結した。
売上高の95%を占める通販事業支援の業容拡大による開設で、場所は西鉄久留米駅に近いステーションプラザ久留米ビル2階。センターのフロア面積は約258㎡で、投資額は約4760万円。健康食品や化粧品、医薬品の注文受付をはじめ、商品の相談・解約受付、返品案内などのコールセンター業務を行う。従業員数は30人で、うち27人が新規採用。久留米市役所8階で行われた締結式で、松永社長、久留米市の大久保勉市長が雇用や地域振興、事業継続への協力などが盛り込まれた協定書に署名した後、記念撮影などに臨んだ。
松永社長は久留米市にコールセンターを開設した背景について、①企業誘致推進課職員や筑邦銀行役員からセンター開設の積極的な呼びかけがあったこと②市の雇用政策と同社の雇用方針が一致していること③競合が少ないことなどを挙げ、「進出にあたって協力いただいたチャンスを成果としてお返ししていきたい」と話した。大久保市長は「急成長を遂げる福岡の企業が久留米に進出することは久留米が元気であることを物語っている。雇用についても女性や母子、父子家庭の親を積極採用されるなど社会福祉への貢献も素晴らしい」と同社の市政を高く評価しながら、同社の進出に敬意を表した。
同社は2008(平成20)年5月設立。資本金は2950万円。自社事業として通販サイトやインターネットメディアを運営しているほか、医薬品や化粧品、健康食、食品、雑貨、アパレルなど6商品ジャンルを中心に企業の通販サイト運営を支援しているほか、テレビや新聞社などが運営する直販事業の運営なども支援している。19年5月期の売上高は12億円。従業員数は外部スタッフを含めて92人。松永社長は1980年12月19日生まれの38歳。現在の那珂川市出身。大分県立佐伯鶴城高校―大分大学教育福祉学部卒。㈱IMOS勤務を経て、08年に同社を創業した。趣味は仕事。

2019年9月25日発行