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久留米市に災害用Wi‐Fi端末とバッテリーを寄贈 トヨタカローラ福岡と東京のモバイル・プランニング


週刊経済2021年8月17日発行

 トヨタカローラ福岡㈱(福岡市中央区長浜2丁目、金子護社長)と国内向けWi‐Fiレンタル事業などの㈱モバイル・プランニング(東京都、古賀広幸社長)は8月10日、災害時に使えるモバイルWi‐Fi端末とモバイルバッテリーを久留米市に寄贈した。
久留米市は、モバイル・プランニングの古賀社長の出身地でもあり、さらにトヨタカローラ福岡が展開する久留米市のレクサス店舗も冠水した経験を持つことなどから、社会貢献活動の一環として今回の支援を決めたもの。贈ったのは、利用しない時に通信費などの固定費がかからず、不定期に発生するWi-Fiの利用ニーズに対応するモバイル・プランニング開発の「使わなかった時 ゼロエン Wi-Fi」の端末50機とモバイルバッテリー50台で、通信料も無償で提供。端末は、久留米市46校区の避難所などに1カ所1台程度ずつ配置される。さらにトヨタカローラ福岡では、災害時に試乗車FCV・PHV・HV車両の非常時給電車両を自治体へ貸し出すことなども検討している。大久保勉久留米市長は「久留米市は水害も多い。今では、特に若い世代にとって非常時のモバイルバッテリーやWi-Fiは水などと同じくらい大事になっている。今回寄贈していただけてとてもありがたい」と話している。