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久留米市にダイハツ向け部品工場を建設  滋賀県彦根市の古川シェル    2億円かけ来年2月操業開始


 ダイハツ系のエンジン鋳型メーカー・株式会社古川シェル(滋賀県彦根市、古川康夫社長)は、6月28日、久留米市荒木町藤田に新工場を建設することを明らかにし、同市と立地協定を交わした。9月に着工、08年2月の操業開始を目指す。
 場所は九州自動車道・広川インターチェンジ北側、八女郡広川町に隣接する「久留米・広川新産業団地」内。敷地面積は約3,300平方メートル。工場の延べ床面積は約894平方メートル。ラインでは年間約20万基の自動車用エンジンの鋳型を生産し、08年8月に操業を開始するダイハツ工業株式会社(大阪府池田市)のエンジン工場(久留米市市田主丸町、吉本工業団地内)に製品を供給する。総事業費は約2億円。工場の従業員数は20人で、うち13人を新規採用する。
 同社は1972(昭和47)年1月設立。資本金は2,000万円。従業員数は102人。76年4月からダイハツと取引を開始し、滋賀県内の3工場で、エンジンの鋳型を生産していたが、ダイハツのエンジン工場新設に伴い、久留米への進出を決定した。ダイハツ関連の部品メーカーが久留米市に進出したのは同社が初めて。