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久留米市から一般廃棄物収集運搬業許可 友心
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週刊経済2023年4月18日発行
福岡市に次いで2自治体目
遺品整理、特殊清掃の㈱友心(久留米市北野町、岩橋ひろし社長)は4月1日、久留米市から遺品整理時に発生した一時多量ごみに限定した一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた。
2019年7月に許可を受けた福岡市に次いで2自治体目。久留米市では、同年からリユースショップ連携事業者となるなど信頼関係を構築しており、福岡市の実例なども踏まえて許可された。一般廃棄物収集運搬業許可とは一般家庭から排出されたごみを運搬、処理施設へ搬入できる権利。通常、遺品整理などで発生したごみは、運搬業の許可を受けた業者と連絡を取り決められた日時や時間帯で回収してもらう必要があるが、孤独死といった特殊清掃現場では家具に染み付いた臭いなど保存に困難をきたす場合がある。今回の許可で自社処理分のごみを運搬できることから、夜間など緊急時対応が可能になる。岩橋社長は「一般廃棄物収集運搬事業者以外の業種が新規取得するのはめずらしい。当社は、家庭ごみをできるだけ有価物として査定するリユースのノウハウがあることで排出ごみを削減できる点も強み。実績をもとに限定的な許可の必要性を他の自治体にも打診していきたい」と話している。
同社は2014年6月設立。資本金300万円、従業員10人。