久留米ビジネスプラザにコールセンター　BBNグループのクラウドi　

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久留米市と立地協定

コールセンター事業などを展開するBBNグループ（久留米市宮ノ陣4丁目）で、4月に設立した株式会社クラウドi（吉田智社長）は6月26日、グループの中核企業・株式会社BBネットワークス（古賀篤史社長）などが入居する久留米ビジネスプラザにコールセンターを設置すると発表、久留米市と立地協定を締結した。

コールセンターは独自に開発した次世代型通信技術「クラウドSIM」を活用した製品「ワールド・タッチ」や、同製品を活用した法人向け通信回線の販売を7月から始めることに合わせて開設したもの。場所は同プラザ3階で、フロア面積は約65平方m。従業員数は20人で、うち10人を久留米市内から新規雇用する。

久留米市役所8階の市長応接室であった調印式には吉田社長、久留米市の楢原利則市長が福岡県の上川康幸立地課長の立ち合いで進出協定書に調印した後、握手を交わし、記念撮影に応じた。

調印式後の記者会見で吉田社長は「7月からの事業開始に合わせ、コールセンターを設置した。従来、Wi‐Fi通信では通信に必要なSIMカードを端末ごとに購入していたが、当社の新製品はクラウドサーバーで管理する仕組みを構築しているため、通信制限が大幅に緩和されることや低コストにつながる」とした上で、「久留米にセンターを開設することで人材育成、雇用創出による地域経済活性化の貢献につなげていきたい」と話した。楢原市長も「一昨年から多様な雇用の場を提供するため、コールセンターオフィスの進出に際しての補助制度を拡充するなど取り組んでおり、高く評価していただいた」と感謝の言葉を述べた。

2017年7月4日発行