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久山町の物流施設を50億円で取得 福岡リート投資法人 鳥栖、アイランドシティに続く3件目
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地域特化型リートの福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、松雪恵津男執行役員)は、糟屋郡久山町の工業団地内にある物流施設を50億5000万円で取得する。6月1日予定。
同投資法人としては「鳥栖ロジスティクスセンター」(14年取得、佐賀県鳥栖市)、「ロジシティみなと香椎」(15年取得、福岡市東区みなと香椎)に続く3物件目の物流施設。施設名称は「ロジシティ久山」。福岡インターチェンジから約5km、また、福岡市内の港湾部や福岡空港まで約10km圏内という場所に位置する。敷地面積約1万6170平方mで、建物は地上3階建て、延べ床面積は2万4492平方m。天井高は1階6・5m、2・3階が5・5mと保管効率上高い汎用性を持つ。また、工業団地内のため、24時間操業も可能。取得キャップレートは5・1%。1テナントが入居しており稼働率は100%。
2月期決算は売却益等で増収増益
また、同投資法人の2017年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比18・2%増の97億3000万円、経常利益は同60・5%増の41億9900万円で増収増益となった。
営業利益は同49・4%増の45億8500万円、当期純利益は同約4・5倍の41億9800万円。熊本地震で被災し一時稼働がストップしていた「熊本インターコミュニティSC」の反動、賃貸マンション「Aqualia警固」の売却益などが奏功した。
保有物件全体の稼働率は99・4%(期中加重平均)と高稼働を維持し、一口当たりの分配金は前期決算発表時の予想比で98円多い3398円となった。