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久山町にマルチテナント型の大型物流施設 大和ハウス工業
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週刊経済2021年9月28日発行
10月着工、来年7月の完成予定
大和ハウス工業㈱(大阪市北区梅田3丁目、芳井敬一社長)は、久山町久原にマルチテナント型の大型物流施設を建設する。10月着工、来年7月完成予定。
全国で展開しているマルチテナント型物流施設・DPLシリーズで、名称は「DPL福岡久山」。敷地面積は約1万8263㎡。3層構造で延べ床面積は2万1931㎡。Eコマース市場の拡大に伴う物流施設のニーズが依然として高いことや、福岡都市圏ですでに完成している同社のマルチテナント型物流施設・DPLシリーズがすでに100%で稼働しており、これからも需要が期待できることを背景に建設する。
東京本社建築事業本部営業統括部Dプロジェクト推進室の井上一樹室長は「首都圏をはじめとする大都市圏だけではなく、地方都市圏でもチャンスがあれば積極的に展開していきたいというスタンスで取り組んでいる」とした上で、「福岡久山は福岡都市圏でのニーズに応えられる施設を目指していきたい」とコメント、Dプロジェクト推進室テナント開発グループの八木田政道次長は「福岡あっての九州といわれるほど福岡都市圏での物流に対するニーズは高い」と久山町に建設する背景を説明した。 現在、同社が九州・沖縄地区で展開している物流施設は14棟あり、全体の延べ床面積は約44万2716㎡。うち福岡都市圏では2014年4月に粕屋町に「DPL福岡糟屋」を完成して以降、17年2月に宇美町に「DPL福岡宇美」、18年5月に粕屋町に「DPL福岡戸原」、今年5月には福岡空港に近い志免町の亀山工業団地に「DPL福岡空港北」を開設したほか、5月には佐賀県鳥栖市にも「DPL鳥栖」を完成させている。