NEWS

  • 地域

主力の情報通信工事業が伸び増収増益  西部電気工業    今期は営業強化や新規事業開拓に注力


 情報通信設備建設業・西部電気工業株式会社(福岡市博多区博多駅東3丁目、宮川一巳社長)の2013年3月期の連結決算は、完成工事高が前期比5・2%増の527億3700万円、経常利益が58・6%増の18億1300万円で増収増益だった。単体でも完成工事高が442億2900万円(8・2%増)、経常利益が16億500万円(114・6%増)の増収増益だった。
 スマートフォンの利用拡大、LTEによる通信速度の高速化、クラウドサービスの普及など情報通信サービスの多様化が進み、同社の主要事業である情報通信工事業は順調に伸び、さらに工事の進捗状況が好調に推移したことなどから当初の業績予想を上回った。損益面でも完成工事高の増加や各種業務改善施策の展開などで工事原価率が改善し大幅増益となった。
 今期は中核ビジネスの生産性向上、営業活動の質的強化や新規ビジネスの開拓などで、完成工事高が550億円(4・3%増)、経常利益が16億円(11・8%減)の増収減益を見込んでいる。