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主力の住宅再販好調で経常利益53・4%増  下関市の東武住販5月期決算    6期連続の増収増益


 山口、福岡で不動産事業を展開する株式会社東武住販(下関市岬之町、荻野利浩社長)の2016年5月期決算は、売上高が前期比17・9%増の53億7500万円、経常利益は同53・4%増の5億2400万円で増収増益となった。
 主力事業の住宅再販において前年比52件増の327件を販売したことが大幅増益につながった。事業別では、不動産売買事業が新店舗出店の効果も寄与したことで売上高は前期比20・7%増の49億8927万円、営業利益は同33・5%増の7億4462万円。不動産賃貸事業は賃貸仲介件数や請負工事高の減少、自社保有賃貸物件の一部売却などで売上高は同14・5%減の1億4264万円、営業利益は同24・8%減の2968万円。不動産関連事業では大型リフォーム請負工事の受注や保険代理店業の伸長、ネットショッピングの販売チャネルの拡大などにより、売上高は同30・5%増の1億4450万円、営業利益は同43・8%増の2410万円となった。その他の事業では介護福祉事業のリフォーム工事請負は減少したが介護用品販売は増加、しかし15年1月に携帯ショップ事業を廃止したことで売上高は同33・5%減の9955万円、営業利益は同37・1%減の267万円だった。
 今期は営業エリアの拡大に伴う増員や、優秀な人材の確保や定着に向けた給与改定による人件費増加のため、売上高が同6・7%増の57億3500万円、経常利益は同10・6%減の3億1700万円の増収減益を見込んでいる。