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丹後ちりめん使用のオリジナル長襦袢発売 もろふじ
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創業50周年記念に
着物・呉服の株式会社もろふじ(柳川市袋町、諸藤三富社長)は5月1日、丹後ちりめんを使用したオリジナル長襦袢を発売した。
同社が今年8月に創業50周年を迎えるのを記念したもので、1年間限定で販売する。丹後ちりめんとは京都府北部の丹後地方で生産される高級絹織物の総称で、経糸(たていと)に撚りのない生糸、緯糸(よこいと)に強い撚りを用いて交互に織り込み、精錬することで糸が収縮し、緯糸の撚りがもどって生地全面に細かく出る凹凸状のシボが特徴。長襦袢は長着と肌襦袢との間に着る和服下着の一種で、同社は丹後織物工業組合と提携して発売に至った。
オリジナルの長襦袢は、同社創業地の柳川市を象徴し無病息災の吉祥文様として親しまれる「柳」、同じく吉祥文様で同市の花となっている「藤」、「花しょうぶ」ほか、「水郷めぐり」、「北原白秋記念館」など模様にあしらっている。価格は仕立て込みで6万8000円。色は4種で、柳川本店や中洲や小郡など同社が展開する店舗で販売する。購入者には3月3日、ヒルトン福岡シーホークで、300人規模で開催する50周年式典に招待する。諸藤社長は「これを機に歴史と伝統技術のちりめん丹後、そして和服の良さを広めていきたい」と話している。
2017年6月20日発行