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中間決算は需要低迷で減収減益 日本タングステン 通期下方修正
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タングステン、モリブデン販売の日本タングステン株式会社(福岡市博多区美野島1丁目、後藤信志社長)の2016年9月期中間決算は売上高が前年同期比14・6%減の48億5000万円、経常利益が同40・3%減の1億9200万円で減収減益だった。
原材料低下による増益要因もあったが売上高減少によるマイナス分をカバーするまでには至らず、営業利益は前年同期比5・6%減の2億2500万円だった。事業別売上高は機械部品事業が、衛生用品関連のNTダイカッターは国内、海外市場ともに増収となったが、情報機器関連のハードディスクドライブ(HDD)用磁気ヘッド基盤は減収となり、同22・2%減の25億8100万円。電気部品事業が自動車関連の電極製品が海外で増加したが、照明関連のタングステンワイヤーがLED化の進展などにより落ち込み同4・1%減の22億8600万円だった。同社では「今後、国内外の需要見通しや為替の動向などにより不透明な状況が続く」とし、通期は期首予想から下方修正し、売上高は期首予想の104億7000万円から前期比10・6%減の98億5000万円、経常利益は期首予想の6億5000万円から同54・7%減の3億6000万円の減収減益を見込む。