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中間期業績予想を上方修正 日本タングステン


週刊経済2021年10月12日発行

機械・電気部品事業が好調

タングステン、モリブデンメーカーの日本タングステン㈱(福岡市博多区簑島1丁目、後藤信志社長)は2022年3月期中間予想で売上高を前回予想の54億円から58億円に。経常利益を4億1千万円から6億3千万円にそれぞれ上方修正した。営業利益は3億5千万円から5億3千万円。
自動車部品市場が新型コロナウイルス感染症による影響前の水準以上の増産が継続していることや、半導体・電子部品市場において引き続き好調に推移し、機械部品事業、電気部品事業ともに予想を上回る見通し。損益については、売上高増加による工場稼働率の向上や原価低減活動などによる収益性が改善し、想定を上回る見通し。中間期売上高は前期比23・2%増、経常利益は4・6倍を見込む。また、通期業績予想は、半導体関連製品の自動車生産に与える影響や全般的な受注の下振れリスクを慎重にみて、修正が必要となった時点で公表するという。