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中間期好調で収益とも2ケタ増の増収増益  第一交通産業    売上高は24%増の480億円


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年比24・1%増の480億5300万円、経常利益が同67・7%増の38億4900万円で増収増益となった。
 営業利益は68・9%増の39億3200万円、半期純利益は47・9%増の20億600万円だった。主力のタクシー事業の売上高は2・2%増の268億5400万円。燃料価格の下落継続と営業所統廃合に伴う合理化などで経費削減に取り組んだ結果、セグメント利益は14・4%増の9億4100万円となった。期間中のタクシー認可台数は、前年度末から178台増加し8043台となった。また、バス事業の売上高は10・2%増の39億5000万円。利益面では燃料価格の下落継続と経費節減に取り組んだ結果、セグメント利益は約10倍の5億6000万円となった。バス認可台数は前年度末から35台減って716台となった。
 一方、不動産分譲事業の売上高は約3・14倍の118億1700万円と大きく伸びた。セグメント利益は5億7200万円で、セグメント損失3億2600万円を計上した前年同期から好転した。特にマンションが好調で、売上高は約4・94倍の95億1000万円と大きく伸びた。戸建住宅の売上高は30%増の22億4300万円。賃貸事業の売上高は1・8%増の18億8100万円で、セグメント利益は3・4%減の9億4800万円だった。
 金融事業では不動産再生部門で大型物件の売却、震災復興作業員用宿舎の賃料収入などで、売上高は9・5%増の21億2200万円、セグメント利益が5・1%減の6億1100万円だった。
 通期では、売上高が8・3%増の985億円、経常利益が5・3%増の72億円を見込んでいる。