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中間期売上高は6・9%増の75億円に 日本乾溜工業


3年ぶりの増収、経常増益

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業株式会社(福岡市東区馬出1丁目、沢井博美社長)の2017年9月期中間連結決算は、売上高が前年同期比6・9%増の75億円、経常利益が同17・6%増の7億2100万円の増収増益だった。純利益は同30%増の5億1900万円。中間期では3年ぶりの増収、経常増益。純利益は2年ぶりの増益。

主力の建設事業は防護柵など交通安全施設工事やトンネル、橋梁などのメンテナンス工事の受注が好調で、完成工事高は前年同期比を上回った。また、近年強化している防災安全事業は官公庁を中心に備蓄用の資機材の販売が増加。また、工場で使用する安全帯、測定機器などの産業安全衛生用品の販売も堅調に推移した。利益面においては、売上高と受注単価などの向上で、営業利益は前年同期比19・4%増の7億1000万円だった。同社では「主力の建設事業に加え、防災安全事業、化学品事業の営業強化、生産コスト改善を図っていく」と話している。今期売上高は前期比3・8%増の111億円、経常利益が同0・5%増の4億9000万円、純利益は同7・6%増の3億1000万円を見込む。

2017年5月23日発行