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中間期売上高は7・7%減の248億8400万円  高田工業所


海外事業大幅減で減収減益

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の9月中間期連結決算は、売上高が前年同期比7・7%減の248億8400万円、経常利益は26・4%減の11億8500万円で減収減益だった。
売上面では新型コロナの影響でシンガポールやマレーシアの子会社が大幅な減収。国内でも、工事予算の縮小や一部売上計上が下期に流れるなど完工高が伸び悩んだ。利益面では減収に加え労務単価が下がらないことで減益、営業利益は34%減の10億9500万円、当期純利益は28・5%減の7億6800万円となった。通期の業績予想は新型コロナの影響を算定することが困難として引き続き公表していない。
今後の見通しについて髙田社長は「エレクトロニクス関連は下期後半から来年度にかけて売り上げが伸びてくると思う。化学プラントは今期定期修理工事は多いが、新設については計画の中止、延期、縮小など絞り気味になっている。今期の完工分は、前期に受注した案件が多く、あまり大きな影響はないと見ているが、今上期は受注高も前年より減っているため、今期末の受注残も前期比減になる見込み」と話している。

2020年12月15日発行