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中間期売上高は7・3%増の172億円 梅の花


通期は4・2%増の327億円を見込む

湯葉・豆腐料理の和食レストランを展開する㈱梅の花(久留米市天神町、梅野重俊会長兼社長)の2018年9月期中間連結決算(17年10月~18年3月)は、売上高が前年同期比7・3%増の172億4500万円、経常利益が同12・6%増の5億300万円で増収増益だった。
営業利益は同20・7%増の5億4700万円、四半期純利益は同37・8%増の2億9500万円。主力の外食事業では来店頻度やサービスの向上に取り組んだほか、若年層向けのレストラン「食のつむぎ 梅の花」を昨年10月以降に新たに2店舗出店した。また、昨年4月に完全子会社化した和食店㈱すし半における店舗改装やメニュー変更での顧客満足度向上、販促活動での予約数増加があったことなどから、売上高は同11・3%増の100億3900万円、営業利益は同14・5%増の7億400万円となった。テイクアウト事業も、定期的なイベントやコラボ企画で新規顧客の開拓を図り、売上高は同0・8%増の63億2500万円、営業利益は同17・1%増の3億5400万円。一方、外販事業については、販売アイテムを増やして売り上げの底上げを図ったほか、16年10月に完全子会社化した水産加工会社㈱丸平商店のカキフライ製造ラインを増設し、販売強化やグループ内の相乗効果創出に向けた取り組みを実施。売上高は同13・5%増の8億8000万円だったが、カキの市況悪化に伴って営業利益は6400万円の損失となった。同社は「丸平商店の製品を既存事業に供給するなど相乗効果創出による収益力強化に取り組んできたことや昨年4月に完全子会社化したすし半の業績が加わったこともあり、増収増益につながった」と話している。
下期は京都に建設しているセントラルキッチンが完成し、8月稼働予定。通期は売上高が17年9月期比比4・2%増の327億円、経常利益は同2・2%増の2億7300万円を見込んでいる。
同社は1990年1月設立。資本金41億2371万円。従業員数715人。店舗数は286店。

2018年5月29日発行