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中間期売上高は5・6%増の3億2300万円  はかた匠工芸    通期は増収黒字転換


 東証・東京プロマーケットに上場し、博多帯製造販売の株式会社はかた匠工芸(大野城市仲畑2丁目、岡井弘志社長)の16年12月期中間決算は、売上高が前年同期比5・6%増の3億2300万円の増収、経常損失が1300万円、純損益は前期2900万円から1300万円に赤字縮小した。
 同社が東京と京都に直営店を持つ男性着物専門の自社ブランド「SAMURAI」の受注状況が前年同期に比べ40%増えたことがけん引した。事業別に見ると、レディース和装事業では新製品を継続的に導入したものの、販売会の回数が減少したことで受注が伸び悩んだほか、受注時期の遅れなどにより売上高は2億8813万円、営業損失は647万円だった。また、男性着物事業では受注状況は微増だったものの予想を下回ったことで売上高は3559万円、営業損失は554万円だった。通期は売上高が22・9%増の9億7100万円、経常利益が500万円の黒字(前期は2200万円の赤字)、当期純利益が300万円の黒字(前期は2300万円の赤字)を見込んでいる。
 同社は2007年3月設立。資本金1億885万円で、親会社の日本和装ホールディングスが77・2%出資している。14年7月に東証・東京プロマーケットに上場。15年12月期の売上高は7億9000万円。