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中間期売上高は3割増の287億9800万円 高田工業所


週刊経済2022年11月29日発行

化学、エレクトロニクス関連が好調

プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)の9月連結中間期連結決算は、売上高が前年同期比30・3%増の287億9800万円、経常利益は41・4%増の10億3100万円の大幅増収増益だった。
当期は主力である化学プラントの定期修理工事が多い年にあたることに加え、エレクトロニクス関連設備の建設工事が増加したことで大幅な増収となった。利益面も増収によって大幅増、営業利益は42・2%増の10億2300万円、当期純利益は28・2%増の6億2300万円となった。期首予想比では売上高は上振れ、利益は下回っており、これについて同社では「売上高はほぼ予想通りだが、資材等の値上がり分を転嫁し切れていない面もある。利益が予想を下回ったのは、計上時期が予定より遅れたためで、その分は下期には上がってくると予想している」と話している。
通期の連結業績予想は、売上高が前期比14・3%増の540億円、営業利益は69・2%増の20億3千万円、経常利益は58・4%増の20億円、当期純利益は70・0%増の13億4千万円で修正はない。