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中間期売上高は12%増の約54億円  イフジ産業    利益は原料単価上昇で7・9%減


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)の9月中間連結決算は、売上高が前期比12・0%増の53億9900万円、経常利益が同7・9%減の3億3400万円の増収減益となった。
 営業利益は同7・0%減の3億1900万円、純利益は同2・1%増の2億2300万円だった。主力の鶏卵関連事業では、販売数量が前年同期比で9・0%増と好調に推移。鶏卵相場が前年同期に比べ平均3・0%高く推移したことから連動する液卵の販売単価も上がり、液卵売上高は同12・2%増の44億6600万円。加工品売上高が同14・0%増の2億3400万円、その他の売上高が35・2%増の1億2200万円で、鶏卵関連事業全体の売上高は同12・8%増の48億2300万円となった。損益面では夏の猛暑の影響や「成鶏更新・空舎延長事業」に伴う鶏卵の供給減少で鶏卵相場が上がり、原料買付単価が上昇。セグメント利益は同13・3%減の2億6900万円となった。
 子会社の日本化工食品株式会社の調味料関連事業では主に既存商品の販売が回復してきたことで、売上高は同3・4%増の5億5200万円。損益面では売上高の増加とコスト削減に加え、充てん設備の更新に伴う生産ラインの見直しで生産効率が向上したことなどで、セグメント利益は49・1%増の3800万円となった。なお、このほかでは太陽光発電の電力販売が本格化したことで、その他の売上高は約2・3倍の2200万円、セグメント利益が79・2%増の1100万円となった。
 通期では、売上高が4・9%増の111億7900万円、経常利益が4・7%増の8億6400万円の増収増益を見込んでいる。