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中間期売上高は1・2%増の244億4700万円 サニックス
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増益も発電所停止で通期は下方修正
㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の9月中間連結決算は、売上高が前年同期比1・2%増の244億4700万円、営業利益は約5倍の6億8800万円、経常損益は2900万円の損失から6億8900万円の利益に転じた。
売上高は、太陽光発電の縮小でSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門が減収、一方で一般家屋向けのHS(ホーム・サニテーション)事業部門、事業所向けのES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門、環境資源開発事業部門が増収となり、全体では前年同期を上回った。
利益面では、減収幅の大きかったSE部門以外は増収で大幅増益となったが、9月の北海道胆振東部地震で被災した苫小牧発電所の修復費見込で3億7700万円を特別損失に計上したことから、純利益は1億9400万円(前年同期は1億5500万円損失)にとどまった。
事業別の売上高は、SE部門が太陽光発電の市場規模縮小とFIT認定の遅れなどで31・8%減の59億4700万円、HS部門は人員増による事業強化で19・2%増の54億9500万円、ES部門も人員増と営業強化などで32・1%増の9億500万円、環境資源開発事業部門は燃料となる廃プラの受入量や売電収入が拡大し、19・2%増の120億9900万円となった。
発電所の運転再開見通しが年度末近くとなっていることから通期業績予想を下方修正、連結売上高は予想比1・1%減の494億3400万円(前期比1・1%減)、営業利益は同38・9%減の13億3800万円(同7・3%増)、経常利益は同38・6%減の12億9000万円(同26・6%増)、当期純利益は特別損失もあり同66・8%減の5億3400万円(同54・7%減)を見込んでいる。
2018年12月11日発行