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中間期増収も経常は半減以下の6億円 マックスバリュ九州


荒利減少、人件費増が響く

イオングループで、九州内にスーパーマーケットを展開するマックスバリュ九州㈱(福岡市博多区博多駅東3丁目、佐々木勉社長)の17年8月連結中間決算は、売上高が前年同期比1・7%増の873億2700万円、経常利益は56・3%減の6億400万円で増収減益だった。

当期は4月にCOCOSA B1店(熊本市)、5月にマックスバリュ長与中央店(長崎県長与町)の2店舗を新規出店したほか、8月にマックスバリュ小倉原町店(北九州市小倉北区)を、生鮮ディスカウントのザ・ビッグに業態転換、他5店舗を改装した。一方不振の長門石店(久留米市)を8月末に、潮見店(宮崎市)を9月末に閉店。売上高は前年を上回った。一方で、商品値下げなどによる荒利減少や人手不足に伴う派遣社員の利用による人件費の大幅増などで利益は減少、営業利益は56・2%減の5億9500万円、当期純利益は17・5%減の3億8200万円となった。

通期見通しは、連結売上高は2・7%増の1750億円、営業利益は3・1%増の27億円、経常利益2・0%増の27億円、当期純利益は10・5%減の10億円で修正はしていない。

2017年10月17日発行