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中間期は2年連続増収増益 日本乾溜工業


法面工事好調で11%増

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)の2018年9月期中間連結決算は、売上高が前年同期比11・1%増の83億3300万円、経常利益が同17・3%増の8億4600万円で増収増益だった。純利益は同12・3%増の5億8400万円、中間期は2年連続の増収増益となった。
主力の建設事業は防護柵などの交通安全施設工事、災害復旧や防災減災のための法面工事が増加。また、建設工事関連資材の販売においても九州地域の高速道路などの開通による防護柵などの交通安全施設資材や震災復興のための法面資材、公園整備に伴う景観資材の販売が増加したことから増収。利益面においては建設事業の売上高の増加がけん引し、営業利益は同16・9%増の8億3000万円だった。同社では「主力の建設事業に加え、防災安全事業、化学品事業の営業強化、生産コスト改善を図っていく」と話している。
通期売上高は前期比ほぼ横ばいの122億円、経常利益が同32・3%減の4億2000万円で増収減益を見込んでいる。

2018年5月29日発行