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中間期は新規拡販、生産率向上で増収増益  日本タングステン


売上高、利益ともに2ケタ増へ

タングステン、モリブデン販売の日本タングステン㈱(福岡市博多区美野島1丁目、後藤信志社長)の2018年9月中間連結決算(4~9月)は、売上高が前年同期比18・3%増の63億100万円、経常利益が同48・5%増の7億2800万円で増収増益だった。純利益は同40・4%増の5億2100万円。
設備投資の増加や雇用情勢改善を背景に、注力市場をターゲットとした展示会での積極的なPRや海外市場を含む新規拡販活動などにより超硬合金製品などの「機械部品事業」、電気・電子材料製品などの「電機部品事業」ともに好調に推移。売上高の増加に加え、新規設備導入による品質、生産性の向上、工程内不具合の削減などコスト対策を継続した結果、営業利益は前年同期比89・1%増の6億3700万円だった。経常利益は主に本社ビルの計画修繕により営業外費用が増加したが、営業利益が増加したことにより前年を上回った。
通期においても情報機器関連のハードディスクドライブ(HDD)用磁気ヘッド基板や自動車関連のEV用接点製品が当初見込みより好調に推移。また、衛生用品関連のNTダイカッターも国内、海外ともに設備投資が堅調に推移していることから売上高は前期比13・5%増の12億6000万円、経常利益が同13・2%増の11億1000万円で増収増益を見込んでいる。

2018年11月20日発行