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中間期は大型工事増で増収減益 日本乾溜工業


通期売上高は微増

交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、伊東幸夫社長)の2019年3月の中間連結決算は、売上高が前年同期比1・5%増の84億6100万円、経常利益が同3・3%減の8億1800万円の増収減益だった。
主力の建設事業では高速道路の標識や防護柵など大型工事が順調に進み、熊本地震からの復旧復興関連の土木資材が増加。同事業では前期比を上回り売上高が同4・8%増の70億7500万円、利益は同1・9%増の8億1800万円となった。全体の利益においては、近年伸張している防災安全事業の売り上げ減少に加え、化学品事業において技術継承のための人材投資、設備や維持管理費が増加した。同社では「営業強化、IT化を積極的に推進した働き方改革で、3事業の領域拡大を図っていきたい」と話している。
通期売上高は前期比ほぼ横ばいの127億7000万円、経常利益が同19・2%減の5億7000万円で増収減益だった。

2019年5月28日発行