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中間期は売上高9億5700万円で減収 ピー・ビーシステムズ


週刊経済2021年5月25日発行

通期業績は過去最高予想

企業向け基幹システムクラウド化などを展開する㈱ピー・ビーシステムズ(福岡市博多区東比恵3丁目、冨田和久社長)の2021年9月期中間決算は、売上高が前年同期比20・6%減の9億5700万円、経常利益が同28・3%減の9600万円だった。
主力のセキュアクラウドシステム事業では新規コンペ案件の失注があり売上高が計画に届かなかったが、クラウド基盤の災害対策構築など企業のレジリエンス(障害復旧力)に関するクラウド活用の推進や、原価管理強化に取り組んでいる。VRシアター「4D王」を製造販売するエモーショナルシステム事業は「4D王」の新規受注に至らず低迷したが、防災・産業分野での開拓に向けPRを強化していく。
通期業績は売上高が前年同期比10・4%増の25億2000万円、経常利益が同20%増の2億6300万円を見込んでおり、過去最高の前年を上回る増収増益を予想している。  同社は1997年設立。資本金2億3798万円。2019年9月に福証Qボード上場。20年9月期の売上高は22億8100万円、経常利益は2億1900万円。従業員数49人。